宇都宮市の遺品整理
作業内容 | 遺品整理 |
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作業場所 | 栃木県宇都宮市 |
間取 | 2DK(市営住宅5階 ※エレべーター無しの階段のみ) |
人数 | 遺品整理士4・作業補助4名 |
日数 | 1日 |
死後10年経過したお部屋の遺品整理
栃木県宇都宮市にて、死後10年たった部屋の遺品整理を行いました。
死後10年とのことで、腐敗臭もほぼ無くなっており、
「特殊清掃作業は行わなくても良いので、遺品整理のみお願いします」
との依頼内容でした。
市営住宅だったこともあり、風呂桶の撤去やカーテンレールの撤去なども併せてご依頼頂いております。
お風呂
こちらはお風呂桶を外して全ての物を撤去。市営住宅や県営住宅などは、ほとんどこの作業があります。この他、給湯器やエアコンなども撤去する事になります。
《片付け前》
下に引いてあるスノコなどもあり、写真では少なそうに見えても廃棄物は多く、シャンプーやリンスなどは液体を流す作業も出てくるので、意外と手間と時間がかかります。
《片付け後》
居間
居間はかなりの荷物があり、一つ一つ精査して仕分けを行いました。
《片付け前》
絵画などは鑑定士に見せて、確認して頂きました。
《片付け後》
印鑑や小銭や写真などを探す事ができました。事前にご遺族様が入室され、必要な物は一応持っていったとお聞きしております。それでも作業を進めると見つかる事が多々あります。
およそ10年間、孤独死が発見されていなかった事から、東日本大震災で倒れたと思われるTVもそのままの状態でした。
家具などもずれていたりと、震災の影響もみられました。
まだまだ、東日本大震災の影響が残っている物件も存在している事を再認識しました。
キッチン
冷蔵庫が2台あり、家電リサイクル法に基づき処分しました。併せて、ガス台も撤去。ガスは止まっております。
《片付け前》
こちらもかなりの物量になりました。
《片付け後》
和室
《片付け前》
《片付け後》
ベランダ
ベランダにもこのように荷物が置かれておりましたが、全て撤去しました。
《片付け前》
《片付け後》
最後に、室内を引き渡し程度が出来るまでクリーニングをして、画鋲なども全て剥がして、納品となりました。
ご遺族様にも、大変喜んで頂く事ができました。
弊社従業員にもここで、
少し笑顔がでてきました。
担当:遺品整理士 佐藤のコメント
栃木県宇都宮市の市営住宅でのご依頼を頂きまして有難うございました。
当初、「死後10年が経ち白骨化してるので」とお聞きしお見積もりにお伺いしました。
臭いは若干しましたが、体液等も完全に固形化しておりました。
幸い、畳のみの交換で済むと思われる内容でしたので、特殊清掃は行わずに、消臭作業のみさせて頂きました。
死後10年経過しまった要因
今回、死後10年経っての発見になったのには、様々な事が起因しているとおもわれます。
- 身内と疎遠になっていた。
- 家賃等の引き落としの通帳に残金がのこっていた。
- 団地の5階なので、腐敗臭が漏れにくかった。
- 新聞等をとっていなかった。
- 介護等を受けていない
- 近隣の付き合いが無い
このような様々な要因で、発見されなかったのだとおもわれます。
10年前の出来事ですが、御子息様には親子様がお亡くなりになったのは、今、リアルタイムです。疎遠になっていたとの事ですが、悲しみは計り知れないのではないでしょうか?
遺品整理アジャストでは、少しでもお手伝いができればと言う気持ちで作業をしております。
遺品整理や特殊清掃の事ならお気軽にご相談下さい
このページを見て下さった皆様の中に疎遠になっているお身内がいたら、どんな事があったとしても連絡はとって頂きたいと思います。
行政も一人暮らしの方の訪問などにもっと力を入れる事はできないのか?と考えてしまう、案件になりました。
最後に故人様のご冥福ををお祈り申し上げますます。