宇都宮市 ゴミ屋敷片付け 遺品整理
作業内容 | 遺品整理・ゴミ屋敷片付け |
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作業場所 | 栃木県宇都宮市 |
間取 | 6DK(木造戸建て住宅) |
人数 | 40人(遺品整理士 含む) |
日数 | 10日 |
栃木県宇都宮市にて遺品整理に伴うゴミ屋敷の清掃・片付け
栃木県宇都宮市にて以前 小山市でお世話になったご遺族様より、「もう一軒お願いできますか」とお問い合わせを頂きました。
すでに室内はゴミ屋敷状態になっており、「床が抜けているため入室が困難」との事でした。今後の予定をお聞きすると解体を予定されており、それならばと解体業者も紹介させて頂きました。
床の”ふかふか”なお宅は沢山ありますが、床が抜けるだけではなく、根太や大引までも崩れておりました。
この作業は非常に危険を伴うため、事前に合板などで動線を補強し、ヘルメットを被り、室内をヘッドライトで照らしながらの作業になりました。
実はこの物件は藪の中にあり、家に辿り着くように事前に芝刈りを行い、車を配置できる様に1日かけております。
また、コンパネを引いての作業になります。
実際のお部屋の状態
今回は全ての部屋を、家具と、一部の歩ける所を探しながら進めていきます。
ゴミがあるので、どこの床が使えるかが分からず手探りで進みます。
実際の部屋の暗さは、こんな感じですので、作業スペース、動線、明かりの確保が必要になります。
最初の数日間はヘッドライトを使用する事にしました。
ゆっくりと、ゴミを避けながら、床下にを掘り進め、奥に奥にと進みます。
床下に落ちた家財は、水分を吸って重くなり、紙などは、水に浸かり重くなり、溶けた様になっております。この中から、写真や貴重品をさがします。
遺品整理中の様子
玄関
玄関を開けると、すでにゴミの山になっており、ゴミの下の床は落ちてしまっているので、コンパネを引いて奥までの動線を確保します。
《片付け前》
《片付け後》
廊下
廊下も同様にゴミが積載していた為、動線を確保します。
《片付け前》
《片付け後》
洋室
手前の洋室は窓枠を外して、窓から侵入します。
奥側は床が落ちていました。床下に降りて、床のしたからゴミを回収します。ちなみに、床下からゴミを出す作業は割ときつい作業になりました。
《片付け前》
《片付け後》
キッチン
キッチンも同様に作業を行います。ここまでの段階で、数回床下に落ちてしまっております。怪我はなかったのですが、ちょっとした油断をする時ってあるんです。
《片付け前》
《片付け後》
和室
こちらの2部屋は繋がってますので、同時に作業します。
《片付け前》
《片付け後》
上のゴミを整理した時の床下の様子です。家具や冷蔵庫なども落ちている事があります。床下から、冷蔵庫などを引き上げるのも大変です。
家具などの重みで落ちてしまうんです。
荷物を出した時の様子です。床の木材などが崩れております。
洗面所
何故か洗面所の洗面が前に出ております。かなりの間、空き家になっていたとの事で、「2011年の東日本大震災での地震の影響ではないか」という事でした。
《片付け前》
《片付け後》
浴室
お風呂場はコンクリートの為、床を気にする事はありません。
《片付け前》
《片付け後》
全ての家具を最後に出して、作業を完了しました。
さすがに今回は清掃はしておりません。この後は、解体作業を行います。
担当:遺品整理士 佐藤のコメント
この度のご依頼を頂きまして、有難うございます。
前回の作業実績で、今回もご依頼を頂けたと思っております。今回も頑張って作業を進めさせて頂きました。
この中から、御遺品を探し出すのは、困難を極めました。
更に床下は水分を含んだものが多く、その中からお写真などを探して行くという作業です。
しかし、想い出のお品なので、出来る限り形のあるものは取り出してあります。少しでもと言う気持ちです。
動線の確保は、ベテランの遺品整理士が行いましたが、それでも、数回床下に落ちております。安全帯をつけておりますので、完全には落ちてはいませんが、床下は1メートル位はありますので、落ちると危険です。釘などもありますからね。
何にせよ、怪我無く、無事に作業が完了し、お客様、ご遺族様に御遺品をお渡しする事ができたのが本当に嬉しく思います。
お客様にも大変喜んで頂けたのが、とても嬉しい事で、頑張って作業を行った至福の瞬間になります。
御遺品は軽トラで1台分に及びましたので、軽トラで、ご指定の場所までお運びいたしました。